世界の卵料理 Vol.2 (鶏声85号より)
2011年06月04日(土) 鶏声編集委員 増田世界の卵料理 Vol.2
北海道 クロス理恵
今回は、いろいろ悩んだ末、フランスに飛んでみようと思います。フランス料理といえば高級なイメージもあるのですが、私たち庶民にも作れるような、フランスの家庭でよく作られている料理を探してみました。
注: バターやチーズはたっぷり使うようです。バターは無塩バターを使っていますが、有塩バターでも全体の塩分を減らせば大丈夫です。チーズは、くせのないエメンタールチーズをよく使うようですが、好みで他のチーズ(パルメザンチーズやとろけるチーズなど)を使ってもかまわないようです。(私も実際エメンタールチーズは食べたことありません。)
たまねぎのキッシュ (Tarte aux oignons)
材料 (24cmタルト型1台分)
冷凍パイシート 2枚
たまねぎの薄切り 大2個分
オリーブオイル 大さじ2〜3
塩、コショウ 各少々
*A
卵 3個
生クリーム 200cc
塩、コショウ 各少々
エメンタールチーズ 適量(好みで)
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冷凍パイシートをタルト型に敷き入れます。
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たまねぎをオリーブオイルで、きつね色になるまでじっくり炒め、塩、コショウをします。その間にオーブンを180度に温めておきます。
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たまねぎをシートを敷いた型の中に入れて全体に広げます。
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Aの材料を混ぜ合わせ、たまねぎの上に流し入れ、チーズをふります。
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オーブンで、25分から30分焼いて、竹串を刺して、何もついてこなければ、出来上がりです。少し冷ましてから、切り分けます。
*本来は、きちんとタルト生地を作るのですが、今回は簡単に冷凍パイシートを使ってみました。生クリームも、牛乳に変えても大丈夫です。さめてもおいしく食べられます。タルト型がなくても、耐熱皿でも作れますよ。
ココットプロヴァンス風
(Œufs en cocotte à la tomate fraîche)
材料(ココット4個分)
卵 4個
完熟トマト 3個
オリーブオイル 大さじ1〜2
バジルの葉(生) 10枚
エメンタールチーズ 適量
バター(型に塗る) 適量
塩、コショウ 各少々
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ココットにバターを塗って、トマトは皮と種を取って、粗みじんに切ります。バジルの葉も、粗みじんに切ります。
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オーブンを180度に温めます。鍋にオリーブオイルを熱し、トマトを中火で炒め、とろっとしてきたら、火を止めて塩こしょうし、みじん切りにしたバジルの葉も混ぜ入れます。
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ココットに出来上がったトマトソースを敷いて、卵をそれぞれのココットに割り入れて、おろしチーズをのせます。
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オーブンに入れて、10−12分ぐらい焼きます。あつあつをどうぞ召し上がれ。
ガトーショコラ (Gâteau au chocolat)
材料 (25cmの型1台分)
卵 5個
ビターチョコレート 200グラム
無塩バター 100グラム
グラニュー糖 200グラム
薄力粉 50グラム
バニラエッセンス 少々
- 卵を卵黄と卵白に分けます。型にオーブンシートを敷いておきます。
- 鍋にバターと小さく割ったチョコレートを入れて火にかけ溶かします。
- 2をボウルに移し、グラニュー糖を加えよく混ぜます。
- 3に卵黄を加えよく混ぜ合わせます。
- 4に薄力粉とバニラエッセンスを加えて混ぜます。オーブンを160度に温めておきます。
- 卵白を固く泡立て、5に3〜4回に分けて加え混ぜ、全部加えて良く混ぜ合わせます。
- 型に流し入れ、オーブンで、25〜30分焼きます。表面がひび割れてきたら出来上がりです。冷めてから切り分けます。
*とても濃厚な味わいのケーキです。表面が乾いて、地割れのようにひび割れたら大成功です。チョコレートはカカオが多いものを使ってくださいね。
今回紹介した他にも、おいしそうなレシピがたくさんありました。 スフレやクレープも代表的な家庭料理のようです。
それでは、また次回をお楽しみに!
Bonne journée!